写真=出生届け時にプレゼントする絵本

 生まれた赤ちゃんとのコミュニケーションに役立ててもらおうと、印南町は今月から子どもが生まれた家庭に絵本をプレゼントする「出生お祝いブック」を始めた。

 昨年3月に策定した第2期子ども・子育て支援事業計画の一環。これまでも6カ月児と2歳児の健康相談で年齢に合わせた絵本を贈呈してきたが、今回の出生お祝いブックは制度を拡充した形。絵本を通じて赤ちゃんと保護者の絆を深めるきっかけとするブックスタートを推進する。

 プレゼントする絵本は「ちいさなあなたへ」(主婦の友社)。子どもが母親とのふれあいで成長していくというストーリーで、出生届け時に住民福祉課の窓口で受け取ることができる。

 担当の教育委員会は「赤ちゃんが誕生した喜び、親になった幸せのほか、育児に対する不安も感じることと思います。お父さんやお母さんへのエールとして絵本を贈り、絵本を通じて楽しく温かいひとときになることを願っています」と話している。