印南町は1日、庁内組織の新型コロナウイルスワクチン接種推進プロジェクトチームを設立した。

 日裏勝己町長は「日高医師会と連携を図りながら、一日でも早く、安心してワクチン接種ができるよう、全庁・全職員を挙げて、スピード感を持って取り組んでいただきたい」とあいさつ。チームリーダーの脇谷宗男副町長も「職員一丸となって頑張ろう」と述べた。

 今後のワクチン接種スケジュールも確認し、3月中旬から優先接種の医療従事者(町内対象者250人)、5月上旬から65歳以上(3105人)を想定。県内では早いところで4月上旬から65歳以上にワクチン接種する自治体もあるが、国からのワクチン出荷量の関係で自治体によって接種時期に若干のばらつきが出る。また、同町の65歳以上の接種は印南地内の体育センターを会場に集団接種で行う予定で、送迎バスも検討している。

 現時点で国から一度にどれだけの量のワクチンが届くのか未定で、65歳以上の対象者の中でも優先順位を決めていく必要があるという。

 基礎疾患者と高齢者施設従事者(630人)は5月以降の接種となり、16歳以上65歳未満(3105人)は時期未定となっている。町は3月中旬、ワクチン接種関連の電話相談を受け付けるコールセンターも開設する。