全国各地で行われたスポーツ吹矢の競技結果を集計して順位を競う「お家(支部)de吹矢」全国テレ競技会が先月開かれ、由良町の白崎小学校3年、山名桜さん(紀の国ゆら支部)が小学生のジュニア4㍍の部で優勝した。山名さんは、計20回のうち18回が最も得点が高い的の中心に命中。「初めて出場した大会でしたが、優勝できてとてもうれしいです」と笑顔を見せた。

 一般社団法人日本スポーツウエルネス吹矢協会主催。全国36府県から7歳から92歳までの1815人が参加。国内のほか、ハワイ総支部、タイ・バンコクオーキッド支部からもエントリーがあった。競技期間は1月17日から30日までで、自宅や各支部の練習場などを会場として実施。個人の成績を本部に申告し、集計結果で入賞者を決定した。

 競技は第4ラウンドまであり、1ラウンドにつき5本の矢を吹く。的の真ん中に矢が刺さると7点、中心から外れると5点、3点と得点が下がる。満点は140点。同じ得点の場合は申告の早い選手を上位とする。

 山名さんは的までの距離が4㍍のジュニアに出場。中央公民館で大会記録用の競技を行い、計20回のうち中心を外したのは2回だけで、136点の高得点をたたき出した。

 昨年秋から祖父と一緒にスポーツ吹矢を習い始め、毎週土曜に紀州ゆら支部の練習に参加。「調子はとてもよかったです。優勝できると思っていなかったので、とてもうれしいです」と喜んでいる。