写真=懇談会であいさつする籔内町長

 美浜町の第8次行政改革大綱(2021年度~25年度)策定のための第1回懇談会が8日、役場で開かれ、懇談会委員ら11人が参加した。

 懇談会委員は、町商工会、JA紀州美浜支店、きのくに信用金庫御坊南支店、大洋化学㈱や地方新聞社の6人が委嘱を受けた。行政改革推進本部長の籔内美和子町長は、「新たな時代の行財政運営においても民間意識と同様に、目標、目的を職員間で共有、協力し合い、コスト削減意識を持ち、住民ニーズを的確に捉えた満足度の高いサービスの提供が必要」と行政改革の基本方針を話し、「課の縦割りを超え連携し、業務の効率化を進めているところで、職員の意識改革が一番大切と思っています」とあいさつした。

 事務局の防災企画課が、現行の第7次行政改革実施計画の進捗状況を説明し、第8次行政改革大綱は、第7次の内容をおおむね引き継ぎながら、職員の意識改革で常に改善を図り、健全な財政運営で将来につなぐまちづくりを行う案を示した。

 実施計画案は、第7次から取り入れた数値目標を第8次でも設定することとし、人材育成、歳入歳出改革、充実した行政サービスの主要施策に12の項目を盛り込んだ。今年度好調だったふるさと納税については減少抑制の方針を示したが、委員から「維持する考え方では落ちていくばかり。増やそうと頑張れば維持できることもある」などと意見が出された。

 同懇談会は本部会議を経て、今月下旬に再度開かれる。