写真=大根が干された大きなやぐら(御坊市名田町野島)

 御坊市名田町野島の有限会社樽の味本部・物流センターに冬の風物詩、大根干しの巨大なやぐらが設けられている。

 10段で組まれた高さ7㍍のやぐら。幅35㍍が2基、50㍍が1基ドーンと並んでいる。地元農家が契約栽培している「総太り大根」といわれる青首の一種を干しており、国道42号を通るドライバーらの目を引いている。

 やぐらは昨年12月中旬に設置。大根を干す作業は今月28日で最後という。大根は10日から2週間程度干し、漬け込んだ後、「いなか漬け」の商品として全国に発送。中野了輔常務(41)は「今季の出来も最高。すっぱくておいしいいなか漬けが出来上がります。昔ながらの製法で熟成された乳酸発酵の漬物。多くの方々に食べていただき、皆さんに元気を届けたいですね」。