写真=力作が並ぶ工芸部門の会場(左手前が北垣さんの作品)

 第74回県美術展覧会(県展)が17日まで、和歌山市の県立近代美術館と県民文化会館で開かれている。洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑は県立近代美術館、華道、招待作家部門は県民文化会館。

 近代美術館では、日高地方から工芸最優秀賞の北垣信江さん(日高町)、書優秀賞の清長光惺さん(日高川町)、彫塑最優秀賞の栗山潤也君(南部高2年)ら6部門で17人の作品が各会場に展示されている。工芸の会場では、青を基調とした北垣さんの最優秀作品と、入選の阪口敏子さん(御坊市)、大堀由美さん(美浜町)、日裏幸代さん(印南町)の作品も並んだ。

 ほかの部門もゆったりと広い空間に色や構図などもさまざまな工夫を凝らした力作が並び、来場者は1点1点の前で立ち止まりじっくり眺めていた。時間はいずれも午前9時半から午後5時まで。