写真=青のグラブを手に寮の部屋で小林投手(球団提供)

 プロ野球・広島東洋カープにドラフト4位で入団した智弁和歌山高の小林樹斗投手(17)=美浜町吉原=ら新人7選手(育成1人含む)が8日、広島県廿日市市の「大野寮」に入寮。プロ野球人生のスタートを切った。

 選手たちは新型コロナウイルス対策のため6日に広島入り。PCR検査を受け、全員が陰性を確認して寮に入った。うっすらと雪が積もるなか、スーツや学生服姿でマスクを着け、そろって入寮。9日には新人合同自主トレをスタートさせた。

 小林投手は「被本塁打厳禁」と刺しゅうした青のグラブを持ち込み、取材に対して「2年春のセンバツでサヨナラホームランを打たれ、二度と同じことを繰り返さないように入れました。これからプロになるうえで必要な道具。このグラブにお世話になって、しっかり結果を残したい」とし、青の理由は「使ったことがなかった色なので」と答えた。

 年明けは4日に練習を開始し、ピッチングもこなしてから広島入り。「1年目から1試合でも多く1軍のマウンドで投げられるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。