日高町小中、杉村邦雄さん(83)宅に、渡りチョウのアサギマダラが19日から飛来している。

 アサギマダラはフジバカマ(キク科)の花の蜜を好み、杉村さんは5年前、友人から譲り受けたフジバカマの株を自宅の庭に植えたところ、数年前から飛んでくるようになったという。

 21日午前中にも7、8匹が花の周囲をユラユラと飛び交い、止まって蜜を吸う光景がみられた。
 杉村さんは「どうしてフジバカマがここにあることが分かるのか不思議だが、今年は例年よりも多い」と話していた。
 アサギマダラは数千㌔を移動する“旅するチョウ”として知られ、同町の西山は飛来地として有名。町教育委員会は24日に西山でアサギマダラの観察会を開く。

写真=花の蜜を吸うアサギマダラ