15日の終戦記念日に合わせ、みなべ町中央公民館(生涯学習センター)で14、15の2日間、パネル展「ヒロシマ・ナガサキ『原爆と人間』」が開かれている。

 戦後75年、戦争経験者が高齢となり、体験を語る人も少なくなっている中、後世に伝えていこうと昨年から開いている。

 原爆が投下された広島、長崎の惨状を伝える写真や絵30枚を展示。横たわる真っ黒な子どもの遺体、川に飛び込む人々の様子を描いた絵など戦争のむごさが胸に突き刺さるパネルが並んでいる。シベリア抑留から生還し戦争体験を語り続けた町内の故本多立太郎さんの書籍も手にとれるほか、戦争にまつわるDVDも視聴できる。

 公民館では「ぜひこの機会に足を運び、戦争について考えてほしい」と話している。

写真=戦争の悲惨さが伝わる30枚を展示