日高町は9月1日から来年3月31日まで、方杭の温泉館「海の里みちしおの湯」の入館料を300円割り引きする。

 町は第2次新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、みちしおの湯の利用促進事業として実施する。通常料金は大人600円、町外の小人300円、町外の70歳以上・障害者手帳保持者・介添人510円だが、いずれも300円割り引きとし、期間中の料金は大人300円、町外の小人が無料、町外の70歳以上・障害者手帳保持者・介添人が210円。町内の60歳以上は通常の300円から半額の150円となる。町内の小学生以下については現状も無料。

 みちしおの湯は新型コロナの感染拡大で4月18日から5月末まで休館となったほか、海水浴客でにぎわう夏場も産湯海水浴場が開設されないために入館者が減少。昨年4月から8月まで5カ月間の入館者数は1万9016人だったが、今年度は同期間で5000人程度が減少する見込み。料金を割り引くことで入館者の増加を図り、昨年度の3万7085人以上を目指す。

 みちしおの湯は天然温泉で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身など。浴槽からはオーシャンビューの眺めを楽しむことができる。