県は31日、御坊保健所管内在住の20代男性会社員を含め、新たに県内で8人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同保健所管内での感染確認は2人目となった。

 この20代男性会社員は7月17日、大阪市の友人3人と大阪市で飲食しており、後日、友人がコロナ検査で陽性となり、23日にはその旨の連絡を受けていたが、保健所などには相談していなかった。28日から頭痛と全身倦怠(けんたい)感があり、30日、検体採取したところ陽性が判明した。濃厚接触者として友人らの検査を進めている。

 ほか▽すでに感染が確認されている男性競輪選手の濃厚接触者として和歌山市内在住の20代男性練習生2人▽すでに女性看護師と女性介護ヘルパーの感染が確認されている和歌山市園部の介護事業所「はるす・訪問入浴サービス和歌山」に勤務する和歌山市内在住の40代男性介護ヘルパー▽はるす利用者で和歌山市内在住の80代男性▽はるす利用者で海南保健所管内在住の60代男性▽和歌山市内在住の20代女性看護師▽和歌山市内在住の80代自営業男性――。このうち、競輪関係と「はるす」は新たにクラスター(感染集団)に認定され、県内でのクラスターは計5件となった。県内の感染者累計は150人。