日本一の梅の産地みなべの玄関口、JR南部駅で20日、JA紀州女性会が5年前に設置した梅干し種アートの化粧直しが行われた。

 「日本一の梅の郷 みなべ町」をテーマに梅干しの種1万3000個を使い、当時の南部高校生がデザイン、みなべ町内5小学校の児童が協力して完成させた。ウグイスがとまった梅の木と花、笑顔満開の女の子を描いた大作(縦1・8㍍、横3㍍)で、改札口近くで駅利用客を明るく出迎えている。

 時間とともに種がはがれたり色がかすんできたため、JA紀州暮らしの活動課職員が色を塗り直し、完成当時の鮮やかな色彩がよみがえった。同課は「みなべの梅を多くの人に知ってもらいたい」と話している。

写真=化粧直しが完了した梅干し種アート