NPO法人サイクリング王国わかやま推進協議会(井口和彦理事長)主催、サイクリングイベント「WAKAYAMA女子会&コロナ復興支援」が19日、由良町の白崎などを通る海岸沿いコースで行われた。景色のいい場所で撮影した写真をSNSにアップし、地域の魅力をPRする狙い。コロナで客が減少しているという同町の平佐館にも立ち寄り、ランチを食べて売り上げアップに貢献した。

同協議会は2年前に発足。昨年11月には全国初めてのご当地検定「サイクリング王国わかやま検定」を行うなど、自転車を活用した地域の活性化に取り組んでいる。

今回のイベントには県内外の女性14人が参加。コロナ対策に細心の注意を払いながら、営業している店に対して貢献すること、地域の魅力を発信することが目的。コロナ感染防止対策として「密」を避けるため、参加対象を情報発信力が高い女性に限定した。

一行は広川町体育館前を午前9時半に出発。由良町では衣奈海岸や白崎海洋公園前を走行。途中、白崎海岸などで写真撮影を行った。11時半に到着した平佐館ではランチタイムをとり、地元の食材を使った「近大クエのソテー」と「アカモク丼」を写真に収めながら味わっていた。

日高川町皆瀬の児玉聡美さん(59)は「自転車が好きで参加しました。海岸沿いの景色がきれいだったし、食事もとてもおいしかったです」、紀の川市から参加した西岡茜さん(27)は「週末の休みにはサイクリングを楽しんでいます。今回のコースでは特に白崎海岸がきれいでした。たくさん写真も撮ったので、早速SNSにアップします」と話していた。

写真=平佐館でランチをSNSにアップ㊤と、白崎海岸をサイクリングする参加者