一般社団法人御坊青年会議所(JC、中村英貴理事長)の第44回七夕まつりは7日、新型コロナウイルス感染症予防のため、例年のようなイベントは中止となったが、御坊市薗の小竹八幡神社で笹飾りの受け付けが行われ、約2000本が集まった。

 境内に笹を立てる台を設置。受け付け開始から、高齢者施設の利用者らが飾り付けた笹や子どもたちが願い事を書いた短冊を付けたものなど多くの笹が持ち込まれた。短冊には「家族が健康でいられますように」や「プリンセスになれますように」などさまざまな願いがこめられ、「マスク生活からの解放」などコロナの終息を願うものも多かった。

 受け付け終了後は、JCメンバーが見守るなか、小竹伸和宮司により笹はらい式が行われた。

 七夕まつりを担当する地域共創委員会の堀口貴司委員長は「イベントは中止になりましたが、多くの方に笹を持ってきていただけてよかったです」と話していた。

 同JCでは七夕まつりのイベントに代わり、地域の小学生に専用封筒を配布し、10年後に届く手紙の受け付けを行っている。小学生以外の受け付けも行っており、専用の封筒と投函ポストを御坊市薗の商工会館1階ロビーに設置している。締め切りは15日。切手不要で、重さ25㌘、厚さ1㌢以内とする。2030年7月7日に封筒に記載の宛名に届けられる。

写真=願い事の短冊を付けた笹を手に姉妹