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世耕氏が由良の近大クエ養殖場を視察

 近畿大学理事長を務める自民党の世耕弘成参議院幹事長が5日、由良町を訪れ、「近大クエ」を養殖している戸津井漁港などを初めて視察した。5年目に入った同漁港沖にあるいけすでの養殖が、水がきれいで順調であることを確認。「地域活性化へぜひ、観光の大きなツールとして使ってほしい」などと、関係者に積極的な活用を呼びかけていた。

 同漁港の沖合にはいけす12基があり、現在は2基でクエ3000匹を養殖。すでに1匹当たり3・5㌔の出荷サイズまで成長しており、他のいけすではサバやブリも養殖している。

 視察では、クエを養殖している株式会社アーマリン近大の逵浩康代表取締役社長や養殖を管理している職員の前田茂樹氏、地元の山名実町長、あかもく会の中村和孝会長らが案内。世耕氏は防波堤の上から沖合のいけすを見ながら、昔はタイの養殖場だったことや、水がきれいでおいしいクエに育つこと、台風の影響が少ないことなどで説明を受けた。

 視察前には吹井の平佐館でクエのフルコースを食べ、「やっぱり鍋がおいしい。クエは脂がのっているのに、脂っぽくないところがよい。肝もおいしかった」と大満足した様子で、「食べ物がおいしくないと人は来ない。新型コロナウイルスで観光は厳しい状況だが、近大クエを地域の産品としてしっかり使ってほしい」と話した。

 また、山名町長から「ふるさと納税の返礼品に近大クエの鍋セットを使わせていただきたいと思います」と持ち掛けられると、「近畿大学の成果が地域活性化に役立てられることはうれしい。白浜とも協力しながら観光に生かしてほしい」と応じていた。

写真=戸津井漁港から沖合のいけすを視察する世耕参院幹事長㊨ら

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