県ソフトテニス選手権大会が5日に紀三井寺公園テニスコートで開かれ、男子で和歌山北高校の小原雅也選手(3年)=印南中出身=のペアが優勝した。今年は新型コロナウイルスの影響で日本選手権大会へは続かないが、数少ない高校3年での大会優勝に喜んでいる。

 社会人と高体連から推薦を受けた高校生が参加できる大会で、男子に38組、女子に19組が出場し、3、4チームごとの予選リーグと決勝トーナメントで競った。

 小原選手は同じ和北の3年生とペアを組み、前衛として出場。予選2試合はいずれも4―0で勝利し通過。トーナメント初戦はWILL・黒潮のペアに4―2、準決勝は粉河KTC・教友のペアに4―1で勝利。決勝は御坊市出身で国体で優勝するなど社会人として活躍している和歌山県庁の塩嵜弘騎選手(33)の強豪ペアと対戦。一進一退の攻防が続き、勝負を決める最後のゲームでは、一時1―5まで追い詰められたが一気に巻き返し、結果8―6で勝利した。

 優勝は2年前に続き2回目。「数少ない大会の一つで、3年生として1年や2年にいいところを見せたかったので、優勝できてうれしいです」と話している。

 女子では和歌山信愛高校の前本真弥選手(3年)=清流中出身=のペアが3位だった。

写真=優勝に笑顔の小原選手