御坊署は、2019年中の管内事故多発交差点ワーストランキングを発表した。1位は御坊市湯川町小松原の県道御坊美山線小松原南で、人身と物損合わせて9件が発生。全体的に、形態では追突が減ったが出合い頭が目立ち、人と車の事故も増えており、安全確認の徹底や譲り合いの運転が求められている。

 5位以内のランクイン7カ所は、いずれも御坊市内となり、小松原南は前年と比べて3件減ったが、2年連続で最多。追突や右折と直進の事故が多くなっている。ワースト2位は8件の県道御坊美山線日高振興局東。3位は7件の県道御坊美山線野口新橋西詰め、市道紀伊御坊駅北東側の2カ所で、紀伊御坊駅北東側は前年の9位から大きくランクアップした。5位は6件の国道42号松原通り、国道42号小松原、県道御坊美山線野口新橋西詰め西側の3カ所。野口新橋西詰め、小松原、野口新橋西詰め西側は前年のランク外から急増している。

 形態は前年と比べて追突が45%減少し、出合い頭が増加。横断中の人と車の事故も増えており、同署は「大きな事故になりやすい横断歩行者の保護に力を入れており、取り締まりとともに歩行者に対する安全指導も行っていきます。交差点では安全確認や一時停止を確実に行ってください」と注意を呼びかけている。

写真=昨年1年間で最も事故が発生した県道小松原南交差点