持っていればできないことはないんじゃないかと思うほど便利なスマホ。最近はキャッシュレス決済も徐々に浸透してきたが、早くから普及しているのがインターネットの通販。アマゾンや楽天市場、各種ブランド品の公式サイト、食べ物の通販など多種多様。お金さえあれば一歩も外出せずに何でもそろう。

 そんな中に「メルカリ」というのもある。新品、中古問わず衣類や雑貨、家具、ハンドメイド作品などを安く販売しているアプリで、いわゆるネットのフリーマーケット。一部出品禁止の商品以外は、ほとんどがそろっており、検索すればすぐに見つかる。メルカリの回し者ではないが、何でも安く買えるので、買いたいものがある場合は、まずメルカリで検索してみるのも一つの手。しかも売り手側は商品の買い手から評価が付けられるため、粗悪な商品や悪い対応だった場合は一目瞭然。それゆえ販売している商品には一定の信頼性が担保されている。

 実は筆者も半年前からメルカリを利用しており、買い物するだけではなく、出品もしている。家庭用ゲーム機や船の置き物、アンティークなランプ、ろうそくなど、いずれも押し入れの奥で眠っていたものを出品。特にゲーム機は20年ほど前のもの(作動は確認済み)だが、結構な値段で売れた。放っておけば1円にもならないものがお金になるのだからありがたい。

 ただ、ネット社会は便利だが、スマホやパソコンの画面に向かっていることが多くなり、人と人とのコミュニケーションが希薄になってしまう恐れもあり、「コミュ障」という言葉も出てきた。のめり込みすぎず、うまく付き合っていくことが大切だ。(吉)