JAグループ和歌山が全国に大型ショッピングセンターを展開する㈱ユニー(本社・名古屋市)と共同企画したミニトマト収穫体験バスツアーが17日行われ、愛知県を中心とするトマト好き22人が印南町のハウスを訪れた。

 同社が運営するスーパーの客に、旬の農産物を現地で味わってもらう毎年恒例の人気企画。愛知県内の店で和歌山県産(JA紀州)のミニトマト(赤糖房、優糖星)を含む1000円以上の買い物をした人を対象に、395通の応募があった。

 参加者は昼に日高地方へ到着し、みなべ町のホテル&リゾーツ和歌山みなべでトマトや豆など地元食材を使ったランチを堪能。梅、うすいえんどうの畑を見学したあと、印南町島田のビニールハウスでミニトマトの王糖姫、優糖星を収穫した。

 JA紀州みなべいなみミニトマト部会の生産者20人以上が収穫をサポートし、同じ房でも実がなっている場所で味が違うことなどを説明。愛知県江南市から夫婦で参加した渡辺恵美さん(58)は、「和歌山のブランドトマトはとてもおいしいので、少し高いなと思いながらも買っています。きょうツアーに参加して、生産者さんの日ごろからのトマトに対する愛情を感じ、ますますファンになりました」と話していた。

写真=ミニトマトの収穫体験を楽しむ参加者