御坊市の社会医療法人黎明会(北出貴嗣理事長)で27日、入社式が行われ、4月1日から職員になる36人が出席。質の高い医療を提供する一員としての責任を胸に、社会人としての一歩を踏み出した。

 北出理事長は「黎明会の理想は地域の皆さまに質の高い医療を提供し続けること」と述べ、職員として当たり胸に留めておいてもらいたいこととして、「田舎でも全国レベルの医療が提供できるように日々自己研さんを怠らず、相手の立場に立った接遇を心がけてほしい」と要望。相手の立場に立った接遇を自ら実践できる職員が法人全体に広がれば、地域の皆さまの安全と安心につながるとし、「それこそが『予防、医療、介護のユートピア』の実現に欠かせない。初心を忘れず頑張って」と激励した。

 新入職員を代表して理学療法士の青木貴大さん(22)=日高川町蛇尾=が誓いの言葉を述べ、「理念にある『予防、医療、介護のユートピアを創造する』ため、各部署で力を発揮、まい進し、一日も早く立派な戦力となり、社会人としての責務を全うできるよう誠心誠意努力します」と力強く決意を示した。

写真=新入職員を代表して誓いの言葉を述べる青木さん