御坊署管内で昨年1年間に交通事故が多発した交差点のワーストランキングが発表された。1位は御坊市湯川町小松原、県道御坊美山線の小松原南(天理教湯川分教会前)で、人身と物損合わせて12件が発生。前年(9件)の6位からランクアップしており、気をつけてもらいたい。

 2位以下は由良町の国道42号里トンネル南側、御坊市の国道42号体育館前、県道御坊停車場線御坊駅前、国道42号大浜通り、松原通り、県道御坊美山線日高振興局東、県道日高印南線道成寺南、市道紀伊御坊駅北東側、国道42号中央通り四丁目と続いている。このうち、里トンネル南側(11件)、道成寺南(9件)、紀伊御坊駅北東側(8件)は、前年ランク外からのワースト10入り。いずれも信号のない交差点で、安全確認の徹底や譲り合いの運転が大切になる。

 筆者は昨年から御坊市内に住んでおり、紀伊御坊駅北東側の交差点は通勤ルート。以前は思わなかったが、毎日通っていると、東西に進む車の一時不停止があり、ぶつかりそうになったり、さらには威嚇されたり、よく危険を感じる。近くに踏切があり、学生ら歩行者や自転車も多いところ。ことしはランク外になることを願う。

 交差点事故の形態は出合い頭や追突がほとんど。思いやりの心でハンドルを握る必要がある。事故防止のポイントは安全確認の徹底や無理のない運転。習慣は事故の落とし穴になる。ベテランドライバーになると、初心者のころのような緊張感がなくなり、通り慣れた道で事故を起こしてしまう。「ここはいつも大丈夫だから」と安全の確認を怠っていないだろうか。「だろう」ではなく「かもしれない」の運転を心がけよう。(笑)