由良町里のJA紀州ゆら柑橘撰果場で2日から、極早生のブランドミカン「ゆら早生」の選果、出荷作業がスタートした。

 ことしは台風の影響も心配されたが、「糖度とほどよい酸味でバランスよく、色ののりや大きさも申し分ない出来栄え」と同撰果場の山本俊希運営委員長。この日は、16㌧を撰果し、今月末までのシーズン中に約400㌧を東京都や大阪府などに出荷する見通し。

 「ゆら早生」は、1985年に同町で栽培していた「宮川早生」の枝分かれとして発見。地元生産者が改良を重ねてきた品種で、昨年のスーパーマーケットなどの売れ筋果物で全国2位と高い人気を誇っている。

写真=撰果機を流れるゆら早生