3日朝、日高町萩原の住宅地で火事があり、木造平屋建ての民家が全焼した。この家に住む67歳の男性は外出中で無事だった。御坊署は男性から事情を聞くなどし、出火の原因を調べている。

 現場は萩原集会所の南隣で、御坊署や日高広域消防によると、午前7時30分ごろ、近くに住む女性が消防に通報。警察や消防、町消防団が出動し、同52分に鎮圧、9時10分に完全に消し止めた。

 この火事で、木造瓦ぶき平屋約92平方㍍が全焼。この家を借りて一人で住んでいた男性の行方が分からなくなっていたが、約1時間後の8時25分ごろ、約500㍍離れたスーパー付近で見つかり、無事が確認された。

 火も一時大きく燃え上がったものの、風がほとんどなかったことなどから延焼拡大はなく、萩原集会所の壁が焦げた程度で大きな類焼もなかった。家の中央付近にある台所の燃え方がひどく、御坊署は男性から火の消し忘れがなかったかなど詳しく話を聞いている。

写真=全焼した民家