「お盆は13日から15日までか、14日と15日だけか。先祖の送り迎えをするか、しないか。それらはいつ行うか」――ある日の編集部内の会話。お盆の期間や行事は宗派、寺、家によってばらばらのよう。ネットで調べてみると、お盆は夏に行われる祖先の霊を祭る一連の行事で、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合したもの。決まって何かをしなければならないわけではない。
 14日、筆者の地元では恒例の親睦盆ソフトボール大会があり、何年かぶりに取材に行った。第42回という今回の参加は区内の5チーム。以前は十数チームが参加していたはずだが、時代だろうか、参加チームや人数は減ってきている。一方、大会は昔と変わらず区民や帰省者ら子どもから大人までの男女が楽しくプレー。家族らが応援に駆けつけ、大会名通り、地域の親睦が深まるひとときとなっていた。
 筆者の地元はソフトボール大会だが、ほかでは盆踊り大会が開催されている地域が多くある。伝統的に続いているところ、復活させたところ、新しく始めたところとさまざまだが、地元住民や帰省者らが集まり、やぐらを囲んで踊ったり、ゲームや出店が並んで大盛り上がり。それぞれの地域で活気があふれていたようだ。
 このような地域行事はコミュニティーを形成し、成熟させていく上で重要な役割りを果たしていると思う。住民らが心を一つに楽しむことで、地域活性化の原動力となっている部分がある。神社の祭りと同じように準備、運営は何かと大変そうで中心となる役員らは苦労すると思うが、地域の元気をキープし続けていくためにも、参加者が強制的や義務的に感じない範囲で、盛り上がっていけばいいと思う。       (笑)