御坊市消防本部は8日、わかば保育園(ホール靖代園長)の園児でつくる幼年消防クラブに、防火の啓発に使う和太鼓セットを交付した。
 一般社団法人自治総合センターの「宝くじの社会貢献事業」で助成を受け、平太鼓と立ち台を6セット、チャンチキ(当り鉦)と撞木(かねたたき)を1セット、チャッパ(すり鉦)1個を用意。予防課の職員が園を訪問し、松尾富弘課長が年長児に「きのうの台風も怖かったと思うけど、火事も怖いよね。この太鼓を使って近所や家族の人に火の用心を呼びかけてください」と手渡した。
 同園の幼年消防クラブは防火パレードや出初め式といった行事で和太鼓を使用。園児を代表して年長の林由羅ちゃん(5)が「これから練習を一生懸命します。防災のためにも演奏して、啓発活動を頑張りたいと思います」とお礼を述べた。