みなべ町の梅農家で組織する紀州みなべ梅干生産者協議会(山本康雄会長)と加工業者で結成している紀州みなべ梅干協同組合(泰地祥夫理事長)は13日、和歌山市の紀三井寺公園野球場で開幕した第99回全国高校野球選手権和歌山大会に出場した39校に梅干しを贈呈した。熱中症などに効果があるといわれ、「梅干しを食べて頑張って」と激励した。
 梅干しにはクエン酸や塩分などが含まれ、夏バテや熱中症の予防、疲労回復などの効果があるとされ、平成23年から毎年同大会で配布している。
 ことしもうめ課の平喜之主幹ら2人が球場を訪れ、個包装の梅干し300粒入りケースを各校の主将らに手渡した。ケースには「梅干しは熱中症・疲労回復に最適です」「梅で健康のまち みなべ町」と書いたシールを貼り付けてPR。平主幹は「みなべ町の梅干しを食べて甲子園を目指して下さい」と各校を激励した。日高高校の喜多友大主将は「これを食べて、梅のパワーで勝ち上がっていきたい」と活躍を誓った。梅干しは50箱1500粒を用意し、出場校以外に審判団やスタッフにも配った。うめ課では「スポーツ=梅干しということをアピールしている。野球に限らず、運動の前には梅干しを食べていただきたい」と話していた。