U―12(小学6年生以下)女子サッカーの県代表10人に、日高地方から由良FCの山野夏帆選手(由良小6年)と美浜JFCの家吉晟礼(せいら)選手(湯川小6年)が選出された。2選手は17日に兵庫県みきぼうパークひょうごで開催されるナショナルトレセン関西の選考会に参加する。ともに積極的な攻撃参加が魅力で「ゴールを決めて関西代表入りしたい」と燃えている。
 県トレセン女子では4年生から6年生まで35人が練習会に参加しており、今回は選りすぐりの10人を選出した。
 山野選手は身長158㌢の体格を生かした男子にも当たり負けしないフィジカルの強さが持ち味。ディフェンス(DF)とフォワード(FW)の2つのポジションをこなせるオールラウンダーで、大きな声を出してチームメートを鼓舞し、常に一生懸命プレーするひたむきな姿勢も高く評価された。「もっとボールコントロールの技術を磨きたい。DFのときはシュートを打たせない守備、FWのときは得点を決めてチームを勝利に導きたい」と抱負を語っている。由良の神田歳治監督は「理解力があって何事も一生懸命頑張るサッカーが大好きな選手。自分の力がどれだけ試せるか、日ごろの練習成果を発揮してきてほしい」とエールを送っている。
 家吉選手は右サイドハーフがポジションで、足の速さを生かしたスピードのあるドリブル突破が武器。体格では男子に勝てないため、磨き上げたうまくかわすテクニックで攻守に活躍している。身体能力が高く、美浜でも県選抜でも攻撃の起点となる前線へのパス、ゴール前では得点にもからむ積極的なプレーが指導者の目に留まった。「うまい選手がたくさんいるのでいい勉強になる。得意のドリブル突破でゴールを決めたい。関西代表に入れるように頑張ります」とこぶしを握る。美浜の山下明美監督は「関西代表に入れる能力はある。普段通りのプレーを大きな舞台でも発揮して、いい経験を積んでほしい」と活躍に期待を寄せている。
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活躍を誓ってこぶしを握る山野さん(上)と家吉さん

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