熱心な租税教育推進校として、由良町の由良中学校(藤本糧三校長)が、国税庁長官表彰を受ける。大阪国税局管内(近畿2府4県)で1校。15日に御坊商工会議所で行われる納税表彰式で伝達される。
 由良中は平成21年の春に由良港、白崎、衣奈の3校が統合して開校。それぞれ統合前から租税教室を積極的に開催し、税の作文、標語で高い応募率を誇ってきた。各校が御坊税務署長表彰を受け、由良港と白崎は大阪国税局長表彰を受賞。租税教育に熱心な学校同士が一つになるのは珍しい上、統合後もつなぎ目なく租税教育に重点を置いて作文、標語で堅調な応募率を維持しており、高い評価を受けた。
 ことしの応募率はともに100%。町内唯一の中学校として租税教育推進の中心的な役割を果たしており、高い評価を受けた。受賞に藤本校長は「これまでの成果によるもの。租税教室や作文、標語の応募を通し、税について一歩踏み込んで考えられる生徒、税が世の中のために有効に使われているか理解できる大人になるよう取り組んでいます」と話している。