紀州日高漁協内、明日の海を考える会(浦越栄司会長)のヒラメ稚魚放流が27日に上野漁港と塩屋漁港で行われ、地元園児が約5000匹を放流した。
 稚魚は同会がことし4月15日に県栽培漁業協会から譲り受け、体長8㌢にまで育った。
名田漁港の放流では、名田幼稚園の全園児45人が参加。浦越会長が「私たちが育てたヒラメを海に放す大切な作業です」と説明。柏木征夫市長は「ヒラメは環境で色が変化するので、腹をみれば養殖か天然か分かりますが、味は同じ」などと紹介した。園児はバケツに数匹ずつ稚魚を入れてもらい、堤防から一斉に放流。「わ~元気に泳いでる」「そっちの方へいった」などと大喜びだった。