印南町の切目川漁業協同組合(廣原敏弘代表理事組合長)は27日、切目川でアユの稚魚を放流。清流小学校の児童も協力した。
 1、2、3年生34人が学校近くの切目川で放流。組合員からアユの生態や匂いで説明を受けた後、稚魚をバケツに入れてもらって川沿いに並んで放した。子どもたちは水の中ですいすい泳ぐ稚魚を眺めながら、「元気に育ってね」と手を振っていた。3年生の井田大貴君は「アユの匂いはキュウリとスイカが混ざったような感じでした」と笑顔で話していた。
 この日は切目川13カ所で160㌔を放流。体長は7㌢から10㌢程度で、6月には成魚になる。同漁協では6月15日からアユ漁を解禁する。