U―12(小学6年生以下)女子サッカーの県トレセン選考会があり、日高地方から由良FCの伊藤さやか選手(由良小6年)が県代表入りし、24日に神戸で開かれる関西トレセン女子選考会への参加を決めた。キーパー以外ならどのポジションもこなせるオールラウンドプレーヤーで、男子にも負けないスピードや技術、決定力のある得点力が高く評価された。
 県の選考会には県内の女子選手23人が参加。試合形式で行い、一人一人の動きをチェックして関西トレセンに参加する代表5人を選出した。伊藤選手は主に攻撃的なMFで、選考会ではゴール前への正確なパスでチャンスを演出するプレーが光った。
 兄の影響で小学2年からサッカーを始めた。身体能力が高く、男子にも負けない技術とスピードがあり、由良FCでは中心選手として活躍。男子がほとんどの日高トレセンにも選ばれている逸材で、一生懸命練習に取り組む姿勢も評価されている。由良の神田歳治監督は「真面目でサッカーが大好きな子。技術はチームでもナンバー1で、高い得点力もあり、常にゴールにからむ積極性が素晴らしい。関西選考会でも楽しんで頑張ってほしい」とエールを送っている。伊藤選手は「選考会ではパスは通せましたが、ドリブルは相手選手に止められることが多かったので、もっと練習して上達したい。関西選考会では積極的な攻撃参加でゴールを決めたい」と張り切っている。