少子化で生徒数が減少するみなべ町の高城中学校と清川中学校の統合を進める 「高城・清川中学校統合推進委員会」 が、 23日に発足。 同日に高城中学校で第1回会合が開かれ、 今後のスケジュールなどを協議した。 この日に総務、 施設整備など4部会を設置。 今後諸問題を検討し、 平成26年4月の開校を目指す。 会長には高城地域を考える会会長の西定吉さんが選ばれた。
 推進委員会のメンバーは両地区の区長や教育関係者ら32人で構成。 総務部会 (校名、 校歌、 制服など)、 施設整備部会 (施設整備、 跡地利用など)、 学校運営部会 (行事、 生徒交流、 PTA組織運営など)、 通学対策部会 (通学方法など) の4部会を設置した。 各部会に振り分けられた委員が今後、 円滑な推進方法を検討する。
 会長に選ばれた西さんは 「皆さんの協力をよろしくお願いしたい」 とあいさつ。 副会長には大川区長 (清川) の芝勝美さんが選ばれた。 早速、 各部会に分かれてスケジュールについて話し合った。 会議の前には、 統合校の校舎として使用される高城中学校の各教室などを見て回り、 広さなど状況を把握した。 各部会では11月中に、 検討事項を協議していく。 第2回推進委員会は12月に開かれる予定で、 25年12月までに計5回を計画している。
 本年度の生徒数は高城が47人、 清川が24人。 両校が統合する平成26年度は高城が42人、 清川が26人で計68人となる。 統合初年度で、 最も人数の多い学年で30人。 その後は30人を超える学年は推計では見込めないが、 人数が増えるため特別教室の技術室、 家庭科室、 理科室を改修する考え。 来年の3月議会までに校名を決め、 統合に関する条例を提案する方針。