印南町で、特産小玉スイカ「ひとりじめ7」(ハウス栽培)の収穫が始まった。
 冷蔵庫に入る大きさで、シャリシャリした食感と甘みで贈り物などとして人気の品種。スイカ栽培歴約50年で、ひとりじめ7は印南で始まった6年前から栽培しているという山口の池下正行さん(65)宅でも収穫や出荷作業に大忙し。8棟のハウスで収穫したスイカを磨いて、サイズごとに選別。ことしの出来について「例年より着果がよく甘くておいしいスイカができました。自信を持ってお薦めできます」と笑顔で話している。
 町内では約145戸の農家がひとりじめ7を栽培。順次収穫していき、6月下旬にピークを迎え、7月下旬まで。京阪神に出荷されるほか、地元ではフレッシュマートなどで販売される。