印南町に16日からフランス人の中学生バレマレッテ・ホバン君 (12) が訪れており、 印南小中学校の授業に参加し、 子どもたちの人気者になっている。
 ホバン君は大阪大学准教授の大原智さん (44) =山口=と交流があるフランスの大学教授の子どもで、 先日から父親とともに来日しており16日から4日間は印南に滞在。 フランスの学校から日本の学校に通うことを条件に休暇をもらっているため授業に参加。 フランスでは中学生だが、 日本では年齢的に小学生になるため、 印南中学校と印南小学校の両校の授業に参加した。
 17日は印南小で授業。 他の児童と一緒に登校し、 大原夫妻に見守られながら同じ授業を受けて、 給食も一緒に食べた。 休み時間になると他の児童たちに囲まれてすっかり人気者。 日本語は話せないがジェスチャーなどで交流し、 サッカーでは一緒になってグラウンドを走り回った。 ホバン君は 「上履きがあったり、 音楽の授業があったりとフランスとは違うところがあった。 言葉が通じないのでコミュニケーションは難しかったけど、 サッカーなどで日本の友達と遊べて楽しかった」 と笑顔で話している。