県ジュニア柔道体重別選手権大会が13日、和歌山ビッグウエーブであり、紀央館高校女子柔道部勢が大活躍。44㌔以下級で宮村愛佳選手(2年)、63㌔以下級で戸村紀子選手(同)、70㌔以下級で岡本希望選手(1年)が優勝を飾ったのをはじめ、出場9選手が全員上位入賞、うち7選手が近畿大会出場権を獲得した。日高地方勢は男子55㌔以下級で三原涼雅選手(美浜柔道教室、紀央館高校1年)も優勝を決めた。
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賞状とメダルを手に紀央館女子9選手

三原君
 男女それぞれ8階級で熱戦を展開。全部門、優勝、準優勝と3位同士の決定戦を制した上位3選手が7月8日に兵庫県立武道館で開かれる近畿大会に県代表として出場する。
 紀央館女子柔道部勢は優勝3選手以外にも48㌔以下級で谷葉月選手(1年)が2位、小杉唯菜選手(同)が3位。52㌔以下級で吉田瑠奈選手(2年)が3位、57㌔以下級で松下沙都選手(1年)が3位、78㌔以下級で宇治玲奈選手(2年)が2位、78㌔超級で宮﨑さくら選手(1年)が2位とそれぞれ健闘を見せ、3位入賞の3選手のうち吉田選手は決定戦も制して近畿大会出場切符を手にした。
 同大会で紀央館勢が9選手もそろって入賞するのは過去最高の成績で、しかも3年生が1人もいない中の大活躍。松村遥香監督は「この大会はインターハイ予選(6月)へ向けての試金石でしたが、みんなよく頑張ってくれたと思います」とたたえ、インターハイ予選へ向けては「優勝した選手はこのままの調子で、2位と3位の選手は今度こそ優勝を狙ってほしいです」と一層の飛躍へ期待を込めていた。
 地元勢は紀央館女子、三原君以外に男子3選手が上位入賞。60㌔以下級で藪田大晴選手(和高専2年)、66㌔以下級で瀧頭誠士選手(箕島1年、切目中出身)、81㌔以下級で竹輪真吾選手(耐久3年、丹生中出身)がいずれも3位となり、藪田選手は決定戦を制して近畿大会出場を決めた。
 近畿大会では上位3選手に勝ち残れば全日本大会の出場が決まり、地元勢のさらなる活躍が期待されている。