印南町議会3月定例会での日裏勝己町長の所信表明引用について調査する第2回事実関係調査特別委員会 (廣野英幸委員長)が19日に議場で開かれ、 日裏町長は 「所信表明は政策担当以外の職員に書いてもらった。 引用しているのは知らなかった」 とした上で、 「6月議会であらためて町政運営への考えを示したい」と説明した。
 日裏町長は所信表明作成にあたり、 「政策担当者らと協議したうえで自分で作るべきと思ったが、 すべて作るのは大変だと思い行政経験豊富な役場職員に個人的に頼んだ」 と説明。 引用発覚後、 確認したところ職員は引用を認め 「大変申し訳ないことをした。反省している」 との謝罪があったという。 また報道陣への取材で 「自分で調べて書いた」 と答えていたことについては、 「責任は自分にあるので、 自分が書いたのと同じようなこと」 と話した。 委員からは 「町長自らの考えをあらためて町民に表明すべきだ」 との声があり、 日裏町長は 「6月議会で具体的な予算付けとともに、 私の思いを示したい」と答えた。
 委員会には31人の傍聴が訪れた。