高速道路印南サービスエリア(SA)を運営する日高観光物産センター㈱は、平成23年度の売り上げをまとめた。上り(大阪方面)施設は1億7489万4686円で、前年度を0・25%上回るとともに4年連続で目標額を達成。22年4月にオープンした下り(白浜方面)も1億33万9906円で前年度を14・17%上回り、順調に推移している。
 上り施設はオープンした18年度が9186万9990円、19年度が1億3375万1649円(前年度比45・6%増)、20年度が1億5765万6054円(17・9%増)、21年度が1億7711万6655円(12・34%増)、22年度が1億7446万1156円(1・5%減)。23年度はわずかながらも前年度を上回り、目標の1億5000万円を達成。月別でみると台風12号があった22年9月が前年度比13%減と下回ったが、23年3月の18%増など他の月でカバー。物産販売、自販機、たばこ、食堂別でみると、自販機とたばこで若干の増減があったが、物産販売、食堂は前年度並みだった。利用者数は18万8793人で、前年度より2・76%アップした。
 下りは前年度の8788万8032円を1245万1874円上回り目標の8000万円を2年連続で達成。利用者数も1万9691人(14・46%)増加の15万5862人。オープンが22年4月末だったため、営業日数の違いから前年度との総売り上げの比較は難しいが、月別にみると9月と11月を除くすべての月で前年度を上回った。物産販売を中心に売り上げを伸ばしており、24年度もさらに売り上げ増に期待できる。
 同センターでは、「上りは、これまでETC割引や海南~有田間の4車線化などで利用者の増加に伴い売り上げが右肩上がりだったが、22年度、23年度とほぼ同じだったため、1億7500万円前後で落ち着きそう。目標は達成しており、十分安定した運営ができる水準にある」と話している。