日高サッカー協会 (出口康男会長) 主催、 本紙協賛の第16回日高新報杯少年サッカー大会が3、 4の2日間、 御坊小学校グラウンドで開催した。 A (U―12)、 B (U―11) 両クラスに日高・有田地方の10チームずつが参加し、 2日目は雨にも見舞われたが、 元気はつらつのプレーを披露した。 結果は、 A、 B両クラスともサザンクロスが優勝。 2位はAが御坊キックマン、 Bはエストラッサ湯川だった。
 A、Bとも初日は3グループに分かれて予選リーグを行い、2日目に上位4チームで決勝トーナメントを行った。
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2年ぶりにAクラスを制したサザンクロス
 Aは予選を勝ち抜いた、サザンクロス、御坊キックマン、由良ジュニア、ブレイズ湯浅でトーナメント。サザンクロスはブレイズ湯浅を4―2、御坊キックマンは由良を1―0で破って決勝に進出した。午前中から降り続いていた雨も、決勝前には上がり、本年度の日高ブロック予選で何度も対戦してきた両チームは、最終決戦でも激しい攻防を展開。ともにシュートがゴールバーに跳ね返される場面があるなど見せ場たっぷりで、声援を送る保護者らを何度も沸かせたが、最後の一本が決まらず0―0のまま試合終了。勝負はPK戦(3本勝負)に委ねられた。サザンクロス守護神・小山が1、2本目を連続セーブし、サザンクロスは2本連続で決めて勝負あり。2―0で2年ぶり4度目(前身の印南から合わせると8度目)の栄冠を手にした。上山勝士監督は「ボールをつなぐサザンクロスらしいサッカーができた。PKはキーパーがよく止めてくれたし、みんなよく頑張った。6年生最後の大会で、有終の美を飾れてよかった」と選手をたたえていた。御坊は互角の勝負を演じたが、2連覇はならなかった。梅本昌照監督は「一番大切なサッカーを楽しむことができていたのがよかった。6年生はこれまでの経験を今後に生かしてほしい」とエールを送っていた。3位は由良が決定戦を制して入賞した。
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Bクラスで優勝したサザンクロス
 Bはサザンクロス、エストラッサ湯川、塩屋ジュニア、藤並が予選を勝ち抜いた。サザンクロスは準決勝で藤並を1―0で下し、決勝は塩屋を2―0で破った湯川と激突。優勝をかけた一戦にふさわしい好勝負は、前半を0―0で折り返したが、後半7分、サザンクロスのFW高田がゴール前で受けたボールをネットに突き刺して先制。この1点を守りきり、1―0で勝利した。上山勝士監督は「4年生が半数以上だったが、ゴールへ向かってのびのびとプレーできていた。この経験を今後につなげていきたい」と笑顔。湯川もサザンクロスゴールを脅かしたが、最後の一本を決められなかった。百瀬寛朗監督は「選手はよく頑張った。次につながるいい経験ができた」と堂々の2位に手応えをつかんでいた。3位は塩屋を破った藤並が入賞した。