100回...200回...300回!?市内の保育園で行われている体育指導の時間を取材すると、 子どもたちが縄跳びにチャレンジしており、 その回数に驚かされた。また、しつけもしっかりされており、競争心をあおる熱血指導。子どもたちも楽しそうだった。
 これまで感じなかったが、市内の保育園や幼稚園へ取材に行くようになり、園児の体育指導が盛んな印象を受ける。冒頭の園以外でもリズム体操や器械体操の発表会があり、ブリッジをしたり、跳び箱を4段も5段も。マットで前転、側転を成功させる。器械体操が苦手だった筆者からすると、うらやましい限り。ちなみに筆者は鉄棒の前回りができないし(逆上がりはできる)、跳び箱やマットの成績も下位。先日も小学生に縄跳び2重跳びの勝負で負けた。
 文部科学省が行っている体力・運動能力調査によると、子どもの体力、運動能力は昭和60年ごろから現在まで低下傾向が続いているといわれており、現在の子どもの結果を、その親の世代である30年前と比べると、ほとんどの項目で子どもの世代が下。社会全体をみて学力を重視する傾向にあり、生活の利便性や生活様式の変化によって日常生活で体を動かす機会が減っているのが一因だろう。
 前回の小欄で「結婚していないヤツが結婚について書くな」と冗談の指摘があった。今回も独身の筆者が子育てについてコラムを書いているが、やはり子育てにおいて子どもの運動能力向上は大切だと思う。子どもは風の子、元気な子、どこかで聞いたフレーズ。学力も大切だが、外で思い切り遊んだり、幼いころからの体育指導に力を入れて体力や運動能力を高める必要もある。  (笑)