美浜町の森下誠史町長は9日開会の3月議会に、 役場機構改革の課設置条例改正、 総額約33億4000万円の平成24年度一般会計予算など23件の議案を提出する。
 機構改革は現在の総務政策課の業務のうち、 消防・防災関係と長期計画、 行財政改革などを新たに設置する防災企画課が担当。 健康福祉課も事務の増大に対応するため、 24年度からは福祉保険課と健康推進課に分かれる。 これで町の組織は現在の7課1室1局から、 9課1室1局となる。
 一般会計予算の規模は33億3936万4000円。 前年度と比べると9・1% (2億7965万2000円) の増となるが、 23年度は町長選の直後で骨格となっていたため、 6月補正の増額分と比較すると伸びは1・52%。 森下町長は 「厳しい財源をやりくりし、 安心・安全を第一に、 住民のニーズの高い部分に重点配分した。 数字的にはわずかな増額となるが、 実質は非常に厳しい緊縮型といえる」 と話している。