第71回全国教育美術展の入賞者が決まり、日高地方から由良中学校3年の浜野みなみさん、山下瑞穂さん、硲間千尋さんが個人最高の特選に選ばれた。大正11年に全国図画展として始まった、伝統ある子どもの絵の展覧会で、応募総数は11万点以上。3人はそれぞれ自画像をテーマに版画を制作し、初受賞に笑顔を見せている。
 応募総数は11万8473点(応募校数2672校)。全国審査は地区審査の入選作品を対象にして昨年11月23日に東京お茶の水女子大学付属小学校で行われ、個人賞は特選2317点(県内40点)、入選9208点、佳作6283点が選ばれた。表彰式は今月2日に東京KKRホテル東京であり、すでに表彰状が届けられている。
 3人は2学期の授業で取り組み、浜野さんは他の派手なデザインと違いを出そうと落ち着いた感じをイメージ。山下さんは大好きな動物を周囲に入れ、その視線を集めた。硲間さんは影をつけたり、工夫。3人とも「うれしいです」と話していた。ほか、由良中から新田天馬君(2年)、井上璃紗さん(3年)が佳作に選ばれている。