財団法人全国商業高校協会(全商)の各種1級検定試験で、紀央館3年の榎本真輝君が5種目に合格。併せて県高校職業教育技術優良者として知事表彰を受け、29日に表彰状が伝達された。
 同校普通科のビジネス選択生が受験する各種検定。卒業時1級合格が3種目で3冠、4種目で4冠、5種目で5冠表彰を受ける。榎本君は全8種目あるうち電卓、簿記、ワープロ、商業経済検定、情報処理(ビジネス情報部門)に合格。ほか、足川啓斗君が4冠で全商協会長賞を受賞し、大瀨美希さんと谷官実さんは3冠。それぞれ1年生のときから計画を立て、授業以外でも努力を重ねてきた。
 4人は表彰状を手に笑顔を見せ、榎本君は「5冠の目標が達成できてうれしい。就職先でもこの経験を生かして頑張りたい」とますます意欲。担当の園川由利教諭は「本当によく頑張りました。努力が報われ、やればできるという大きな自信になったでしょう」と4人をたたえ、「社会に出ても最後まであきらめず頑張ってください」とエールを送っていた。