国土交通省は11日、 奈良、 和歌山、 三重の3県で発生した台風12号豪雨による土砂災害について、 崩壊した土砂の量が推定で約1億立方㍍に上ると発表した。
 航空写真や現地計測結果等から算出。 土砂崩れや土石流の災害は3県で3077カ所、 総面積は約950万平方㍍となり、 崩壊した土砂の量は東京ドーム約80杯分に相当、 豪雨による災害では戦後最大になるという。
 3県の被害規模をみると、 奈良県が1825カ所で約8500万立方㍍と突出しており、 和歌山県は672カ所で約1200万立方㍍、 三重県は580カ所で約640万立方㍍となっている。