0216⑥.jpg 県内の小中学生が郷土の誇りをかけてたすきをつなぐ第9回県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会日高地方出場市町リレー紹介の6回目は、みなべ町。県内上位の力を持つ中学生がチームをけん引。小学生8人は全員初選出ながら運動クラブに所属する潜在能力の高いメンバーがそろった。飛び抜けた選手はいないが、総合力では「過去最高のチーム」と自信を持っており、最高位の8位超えへ期待が膨らんでいる。
 昨年、 第5回大会以来2度目の8位入賞を果たした強豪で、 ことしは 「8位の壁を超えて過去最高順位」 を目標にチーム一丸。 コーチ陣を昨年から3倍以上の7人に増やすなど選手、 スタッフの思いは例年以上に強い。
 信頼が厚い中学生は、 男子が昨年の県中学駅伝で4位の実績がある南部中勢に、 上南部中の有力選手も加わっている。 女子は3年生不在で1年生が3人だが、 1月の紀南中学新人駅伝で3位の南部中と4位の上南部中メンバーが主体で決して見劣りしない。 小学生の経験不足は否めないが、 5年生ながら町の陸上クラブでエース級の選手や野球、 バレーで鍛えている潜在能力の高い選手が集結。 駅伝初心者が多い分、 スピードやスタミナなど一人一人の課題に応じた練習でメキメキ実力をつけている。
 ずば抜けたランナーはいないが、 全員が高いレベルで選手層は厚い。 小学生には常に次の目標を持って意識してもらうように毎日練習日誌を書かせるなど、 精神面のサポートも欠かさない。 山本昇監督は 「小中学生とも実力通りの力を発揮すれば目標達成へ大きく近づくはず。 他のチームも強いが、 総合力は高いので今度こそ過去最高の8位を超えたい」 と力を込めている。
 
 メンバー 尾田真次 (団長)、 山本昇 (監督)、 鈴木忍、 小川勇夫、 中早大輔、 東司、 山下浩明、 田中信弘、 西山佳子 (以上コーチ) ▽小学生=沖見史哉 (南部5年)、 大前尋 (高城6年)、 石上勝大 (南部6年)、 林大記 (上南部6年)、 森本千琴 (同6年)、 棒引珠理 (南部6年)、 丸山矩加 (岩代5年)、 丸山紗加 (同5年) ▽中学生=谷口有輝 (南部2年)、中村心哉(同)、髙田大輔 (同3年)、 中嶋大 (上南部3年)、 森坂侑右 (南部1年)、 久保実沙 (上南部2年)、 小山千晴 (同1年)、 楠本みずき (南部2年)、 桂有希 (同1年)、 樫山早歩 (上南部1年)