28日.jpg 日高川町首長選の本紙有権者アンケート最終回は 「選択の基準」。 候補者の何を見て判断するかを6項目から複数回答可で選んでもらったところ、「行動力・実行力」が57人でダントツ。 町政が難局を迎えているだけに 「やってもらわないと困る」 との声が大半を占めた。 次いで 「政策」「人柄」も多く、「つきあい」 はわずか1人。上位3項目の浸透度が勝敗のカギとなることや、周りに左右されないという有権者の強い意志がうかがえ 「行動力・実行力」を選んだ有権者は20代9人、30~50代各10人、60代11人、70代2人、80代3人、90代2人。「どんな素晴らしい考えでも、実行できなければ意味がない」(早蘇地区20代男性)、 「選挙のときだけの公約ではなく、確実に実行してくれそうな人を選びたい」(船津・高津尾地区60代男性)、「美辞麗句は必要ない。とにかく行動に移して」(丹生地区50代男性)、「各種課題、問題解決に向けて、できることからでもどんどんやって」(丸山地区30代女性)などと、実際に行動に移し実現してくれるかどうかを見極めたいようだ。2位の「政策」は35人で、20代4人、30代8人、40代7人、50~70代各5人、80代1人。「行動力や人柄なんて分からない。まずは期待を持たせてくれる公約かどうかで決めたい」 (船津・高津尾地区60代女性)、 「町は財政危機、将来がかかっている。しっかりとしたビジョンを描いているかが重要」 (早蘇地区50代女性)、 「机上の空論でない、町の現状にあった公約かどうかで判断したい」(矢田地区20代女性)など中身を比較して判断したいとの意見が出た。 「人柄」 も29人と多く、20代6人、30代8人、40代3人、 50代5人、60・70代各3人、 90代1人。 「余計なしがらみがなく、 公平な政策を行えるかどうかは人となりで決まる」 (早蘇地区50代女性) 「なじみやすい人、遠慮のいらない人がいい」 (川中・子十浦地区90代女性)、 「性格の悪い人には町のリーダーになってほしくない。 人格を見たい」(船津・高津尾地区30代女性)などの声があった。 このほか 「クリーン」と答えた7人からは「何よりもこれが基本。清廉潔白で、偏らない行政手腕の持ち主を選びたい」(船津・高津尾地区60代男性)などの声。「つきあい・人に頼まれて」 の1人は他項目からも選んでおり、絶対的基準ではなく選択材料の1つといったところ。 「その他」 と答えた1人は「上杉鷹山(江戸時代中期の出羽国の大名)のように発言や政策にブレがないかどうかをじっくりと見たい」 (矢田地区30代男性) という意見が聞かれた。
 総体的に年齢別には幅広く大差はなかったものの、男性は「政策」、 女性は 「実行力・行動力」と 「人柄」をやや重視する傾向。特に「実行力・行動力」 は男性23人に対して、女性が34人と格段に多く、「やる気」のアピールこそが女性票獲得の大きなポイントと言えそうだ。