24日小森ひょう.jpg 5月12日告示、17日投開票の日高川町首長選を前に、本紙は有権者100人に独自アンケートを行った。設問は「関心があるか」「特に町政に望むこと」「町長にはどんな人がいいか」「選ぶ基準」の4項目で、シリーズで紹介していく。第1回は「関心があるか」の回答状況。「とても」「まずまず」を合わせると86人が「ある」と答えており、関心の高さをうかがわせた。逆に関心がなかったのは地区別で川辺、年代別で20代の若者世代だった。
 関心があると答えた86人のうち、「とてもある」が47人。美山地区で96%、中津地区で84%、川辺地区で82%の人に関心があり、いずれの地区でも高い数値を示した。理由については「合併5年目を迎える町のかじ取り役を決める選挙で、どのように町政を進めていくのか関心がある」(早蘇地区50代女性ら)、「町の将来がかかっている」 (船津・高津尾地区40代男性ら)、 「元議長対元観光協会会長という注目の選挙戦。 一騎打ちの行方に興味がある」 (寒川地区60代男性) などで、 「いまのままでは合併して良かったと思えないから」 (丸山地区30代男性) という厳しい声もあった。
 一方、 関心がないと答えた14人の内訳は 「あまりない」 が10人、 「まったくない」 が4人で、 地区別では川辺地区9人、 中津地区4人、 美山地区1人、 年代別では20代8人、 30代・40代各2人、 50代・60代各1人。人口割からみても比較的若者層が多い川辺地区に無関心層が広がっているようだ。理由としては「誰がなっても同じ」(丹生地区20代男性ら)が大半で、「これまで町長とあまりかかわりがない」(丹生地区20代女性)という意見もあった。ただ「投票に行くか」の質問には95人が「行く」と回答。関心がないのに行くと答えた人の理由は「義務だから」が多く、「行かない」とした2人と「未定」の3人の理由は「忙しい」や「地元にいない」などだった。
 調査は3月下旬から今月上旬にかけて実施。 男女別では男性48人、 女性52人。地域別では大票田の川辺地区が50人、 中津と美山地区が25人ずつ。 年代別では20代が18人、 30代が20人、 40代と50代が17人ずつ、 60代14人、 70代8人、 80代4人、90代2人。 街頭などでランダムに抽出して回答してもらった。