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DEATH NOTEの最近のブログ記事

 とうとう、完結してしまいました。

 

  「DEATH NOTE」ドラマ版。

 

 原作を離れ、オリジナルの展開を見せてきた後半戦。

 一体、物語の結末はどのようなところへ行くのか。

 

 と、多大なる関心をもって最終第11話を鑑賞しました。

 

 ......倉庫の中で。

 敵対するニアもその場に立ち会って。

 武装した警察関係者に取り囲まれ、

 「オレがキラだ」

 と明かす。

 

 というシチュエーションは、原作と同じ。 

 なんですが。

 最も大きな展開の違いは。

 

 死神リュークに引導を渡されはしなかった。

 すなわち、デスノートによる死を自らその身で経験することはなかった。

 

 デスノートと一緒に、炎上してしまった。

 

 炎の中での最期。

 本能寺の変のようだけれども(天下統一への志半ばで、というところと、キラによる新世界への夢破れて、というところは共通してるんだろうか...)、キャラクターも状況も全然違うので...

 

 原作の方で。

 あんなにクールで切れ者でエリート然としていた主人公があんなに悲惨な最期を遂げるのは、おそらくは最初から決まっていたんだろうと思うんですね。

 

 土壇場にきて、まったく同情の余地なく、ストーリー全部をかけて全否定せざるを得ないほどの「悪」の化身たる存在となっていた。

 

 逆に言えば、それこそが、少年漫画史に残るであろうダークヒーロー夜神月(ライト)=キラの、ある意味でステイタス。

 

 そんなポジションの主人公が成立して、しかも多大なる人気を呼ぶ物語って、まあなかなか生み出せるものではないと思うので。

 

 その辺、このドラマ版はどうだったでしょうか。

 

 切羽詰まって、死に物狂いの形相でリュークに「死神の目」の取引を持ちかけ、「ライト、遅せーよ」と一蹴される(そりゃそーだ)(寿命の半分をやるったって、寿命自体があと何分だか...)。

 

 でも実をいうと私は。

 その前の段階で魅上とミサミサが、赤いデスノートが燃えてしまうと同時にノートに関する記憶をなくしたのを見て。

 

 あ!

 もしかして、ライトの最期に至る前にノートが先に燃え尽きて、記憶を失ってしまうとしたら......と考えて、慄然としたのでした。

 何がなんだか分からないうちに焼死してしまうとしたら、こんな悲惨なことはないですね。

 実際には、最後までしっかり野望を抱いた「神」の自覚のままで、ライトは燃え尽きていくのですが。

 

 もしも。

 ノートが先に燃え尽きてノートに関する記憶だけが消え、一瞬にしてリュークに出会う以前の月に戻るとしたら。

 素朴でのどかな表情をした、平凡な大学生に。

 

 あの壮絶な生への執着の「怪演」から直結する形で、その瞬間的な変貌が表現できたとしたら。

 それはもう、只者ではない凄い役者でしょうね。

 見てみたかったような気もする......

 

 で、もう一つの展開の可能性。

 ノートが先に燃え尽き、ノートに関する記憶だけを失った状態で奇跡的に一命を取り留めた場合。

 

 法律的にも道義的にも、ちょっと困ったことになりますね。

 何人の命を奪ったかわからない凶悪犯でありながら、心神喪失状態での犯罪ということになると......(心神喪失、とはまた違いますね......犯行当時の記憶がないというのは......

 月にしてみると、まったく身に覚えのないことで重い荷物を一生背負うことになる。

 その場合も、月はやはり素朴で平凡な若者のままではいられず、何らかの変化を遂げることになるのではないかと思われますが。

 でもそれは、すべての人間の生殺与奪の力を手中に収めてしまうという、身に合わない権力からくる変貌とは、質を異にするするものとなるでしょう。

 

 そういう展開が見てみたかったような気もする......

(でもあの状態で一命取り留めるのは無理かな...

 

 で、L。

 死んでしまったとは思えないくらいの、登場頻度でした(笑)。

 

 ライトがキラでなかった場合のコメントも用意していたとは。

 可能性は0・1%もないとは言いながらも。

 

 最期の直前の、あの、

 

 「正義は必ず勝つんだよ!」

 

 があったから。

 

 私はこのドラマ版のLに、原作のLとはまた違う独自のアイデンティティを見いだすことができました(ナルシスティックなだけじゃない)。

 

 総じて、力作だったと思います。

 あらためて、この作品自体が人を引きつける引力は凄いんだな、と思い知った感じです。

 最後の決着は、よかったんだかどうだか、ちょっとまだ判断がつかないですが。

 (映像のインパクト自体がすごすぎて...

 (窪田正孝さんの「怪演」が...

 

 しかし新たなる劇場版制作には、「......」という感じです。

(「ガンダム」から次々に続編が生まれていったことを思い出す...

 よっぽどいい作品にしてくれるのでなけりゃ、ちょっと承服できないですね。

 

 

MT42BlogBetaInner

プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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