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べしゃり暮らしの最近のブログ記事

べしゃり暮らし.jpg
 ペダルの続きも、続々出ている新刊も、いろいろ書くべきことはあるのに。
 ここんところ数日はもう、営業部のYくんに貸してもらった、

 「べしゃり暮らし」全19巻(森田まさのり著、集英社)

 に、完全に取り込まれてました。

 もう、めちゃめちゃおもろいし。
 熱いし。
 泣くし。

 なんで今まで読んでなかったのかな。タイトルは知ってたけど。
  今回の写真に使ったのは7月に出た最終の19巻ではなく、あえてYCAのみんなが描かれた15巻です。

 全巻読み終えた今となっては、いろいろ怒涛のような感想も湧いてきてるところだけれども、まずは前半で一番衝撃を受けたのは。
  
 あの。
 雪の降り積もったコマ。
 あれが目に飛び込んできた瞬間の衝撃といったら......
 衝撃も衝撃も、
 えー!
 嘘!
 まさか!
 そんなー!
 ...という感じで、近頃マンガを読んでいてあんなにショックだったことはなかったです。
 それまでの進行で、いつのまにかかなり好きなキャラになってたから...
 これから読みたい人がいるかもしれないので、詳しくは書きませんが。

  それでも、その後の展開がすごく丁寧に深く描かれていたので。
  一緒に悲しんで、一緒に気持ちに決着つけることができました。

 こんなに生きてるキャラが何人もひしめいて、とてつもなく熱い話を展開していく。
 凄いです。
 
 主人公達以外で一番お気に入りのキャラは、げんこつロデオの修ちゃんです(出番はそんなになかったけど)。
 私の中では、なんとなく「ペダル」の荒北くんに通じるものがある。
(あのとんがった感、クールでシャープな「斜め」感を荒北くんもキープしといてほしいんですよね。ガラが悪いだけじゃなくってですね)
 なんとなく、新撰組の鬼の副長、土方歳三をも彷彿させる。
(マーくんが近藤勇かな...)
 12巻の「マーくん 辞めるぞYCA」カッコよかったな~。
 で、最終19巻、真夜中の自販機前の「兄弟仁義」でとどめを刺され、もっぺんさかのぼって初登場の10巻から、登場シーンを探しながら読み直してしまいました。
 あんまりなかったけど。

 私がお笑いにのめり込んだのは。
 忘れもしない1989年1月のこと(うわ何年前だろ...トシがわかる...プロフィルのひのえうまで、わかる人にはわかってるはずだけど...)。
 学生だった私は卒論に追われたりいろいろで、自分の部屋のテレビを大方1年ぐらい全然みてなかったんですね。友人の家とかで見るくらいで。
 で、提出し終わって、やれやれという感じで久々にテレビのスイッチを入れてず~っとみてて、「ベストヒットUSA」が終わってもまだ眠くならなくって、チャンネルをあちこち変えてるうちに、妙に存在感のある2人組が画面に映った。
 なぜか心ひかれてそのトークを聴いてたら、これがめちゃめちゃ面白かった。
 当時いた学生アパートはめちゃめちゃ壁が薄かったので、真夜中に大笑いもできず、声を出さないでころげまわって爆笑してました。
 妙に目つきの鋭いわがままそうな人と、愛敬たっぷりで笑顔全開の人の2人組。
 2人とも、なんだかすごい存在感を全身から発散している。

 それが東京進出もまだしていない頃の、25歳のダウンタウンでした。
 (正確にいうと、関東ローカルの「夢で逢えたら」には出始めていた)
 
 番組は、関西ローカルの深夜テレビ「働けダウンタウン」(毎日放送)。
 それから毎週、その時間にはチャンネルを合わせ、2人のトークに声を出さずに笑い転げるのが習慣になり。
 何度目かの放送、最終回直前の時。
 誰だったか今となっては思い出せないんだけど、お笑い評論家のような雰囲気の人?がゲストに来ていて、お笑い界の現状と展望を分析してみせ、まだ東京進出していないダウンタウンが今後その中に飛び込んで果たすべき役割について説いていった(中身を詳しく思い出せないのが残念)。

 そして「ダウンタウンがやらなくて誰がやるの?」
 と、その人が言った瞬間。

 松本さんが物凄い目をして宙の一点を睨み据えた。
 番組のことも何もかも、頭から放り出してしまったような顔だった。
 
 あっ、これ今、私、もしかして凄いものを見てるんでは......

 という気が、すごくして。
 拳を固めてその顔に見入った私でした。
 
 そこから2人の出るテレビもラジオも番組は全部チェックして、小林信彦著「日本の喜劇人」とか読んでお笑いの歴史を勉強したりもして、どんどんお笑いにハマり込んでいったのでした。
 
 「べしゃり暮らし」を読んでそのことを思い出してると、ダウンタウンなうSPでB21スペシャルの3人が出ていて、懐かしかった。
 観てましたよ、というか録画してましたよ「全員出席! 笑うんだってば」。確か2カ月ぐらいで終了したけど。
 今となっては貴重な映像ですね。
 どっかにまだビデオがあるはず。
 25年ぐらい前か...まだ再生できるのかな。
 あ、でもデッキないわ。

 いろいろ思い出しながらの、この「べしゃり暮らし」。
 内容を読めば読むほど、そしてカバー袖にある著者の森田さんの言葉を読めば読むほどお笑いへの深い思い入れが伝わってきて、読んでいる間中、すごく充実感のある時間でした。
 
 残りの巻が少なくなるに連れて、読み終わるのが残念になってきて。
 もっともっと読みたい!と。

 プロ編は!?

 プロ編は描かれないんですかね!?

 きっと上妻も辻本も、げんこつロデオもニップレスも、ぷりんすも、なんなら見切り発車も、時代を築いたり、時代と格闘したりしていきますよ。
 できることならもっともっと読みたいです。
 
 著者の森田さんはお幾つぐらいなんだろう?とネットで調べてみたら。
 あ......タメだ。
 私と同じひのえうま生まれでいらっしゃいました。


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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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