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オシム.jpg
FIFAワールドカップ開幕も迫って参りました。
 ザックジャパン23人をまだ完璧には覚えていないながらも、27日夜のキプロス戦をテレビ観戦。
 81歳のスポーツ観戦大好き母と、「行け~!」とか叫びながら観てました。
 勝ってくれてよかった。

 サッカーという競技に多少なりとも関心を持つようになったのは日韓ワールドカップからというミーハーファンですが。

 ドイツ大会での予選敗退直後の中田英寿選手の姿は強烈に印象に残っており、4年前の南アフリカ大会直前に放映されたテレビ朝日の特番で、中田と本田圭佑の対談を多大な関心を持って見ました。
 番組前半では、大阪人らしい明るい表情でよく喋っていた本田選手ですが、終盤近く、中田が「前回、自分は周りに合わせることにエネルギーを費やし、完全燃焼できないままに終わってしまった。どうかそうはならないでほしい」という意味のことを言った。

 穏やかな表情ながら、本気で伝えようとしている重みが画面越しに感じられ、そしてその言葉を受けた本田選手の表情がすーっと変わって、顔の真ん中に一本「心棒」が通ったように私には見えた。
 「受け継がれる意志」という、ワンピ16巻のタイトルでもある言葉が頭に思い浮かんだのでした。
 そして南アフリカ大会、本田は強い意志の漲るプレーを見せ、日本代表はベスト16入りを決めてくれた。

 忘れられない、感動の大会でした。

 今回、本田選手、怪我明けとのことで心配ですが、どんな状況でも、どんな展開でも応援してるよ!と思ってます。
 
 で、開幕前にいろいろ関連本を買って勉強しておきたいな~と本屋さんに行き、表紙を見て「あっ」と衝動的に買ってしまったのがこれ。

 「Number PLUS イビチャ・オシム 日本サッカーに告ぐ2014」(文藝春秋)。
 
 この眼光鋭い、いかめしい表情。
 でもどこか飄々としたユーモアを含んでいるような。

 私、オシム監督好きだったんですよね~。
 風貌になんだか魅かれるものがあって。
 ボスニア・ヘルツェゴビナ出身というところにも関心を引かれまして。
 ソ連崩壊を含む一連の東欧民主化革命に興味をもって勉強したりしてたので。
(旧ユーゴスラビアについては、米澤穂信のミステリー「さよなら妖精」でも勉強できた)
 脳梗塞で倒れ、日本代表から離れた時はとても残念でした。
 
 この本を買ってから、改めてウィキペディアでオシム氏について調べてみると。
 「イビチャ」って、原語に近い発音だと「イヴィツァ」なんですね?
 やっぱり!
 なんか「イビチャ」ってキャラクターイメージに合わないと思った!
 だったら「イヴィツァ」って書けばいいのに! 
 そりゃ多少は言いにくいけど、ピッツァを「ピッチャ」とは誰も書かないでしょうに!

 ウィットに富んだ言葉の数々が「オシム語録」として評判を呼んでいるオシムさん。ウィキペディアにもいろんなエピソードがあります。
 私は、脳梗塞で倒れたあと回復してアイスクリームを差し入れしてもらい、「冷たくないですか」と気遣われて「冷たくなければアイスクリームではない」と答えた話が好きだな~。
 
 本書は、元日本代表監督として、ジェフユナイテッド市原のかつての指導者として、オシム氏がザックジャパンへの提言を語った最新ロングインタビュー。
 読み応えという点では半端じゃないです。
 私が日本サッカーに詳しければものすごく面白いと思う。
 でも、各選手やチームの状況をろくに知らない私も、随所に大変ためになる言葉を見つけることはできました。
 今回は、あまり詳しく感想を書けるほど消化できてないので、とりあえず巻末の「オシム語録88の教え」からピックアップして紹介します。

*相手より5歩余計に走れば、その5歩がすでに勝利の5歩だ。

*勇気を金では買えない。
 持っているか、持っていないかのどちらかだ。

*進歩は敗北から生まれる。
 5―0で完敗すれば、誰だってその原因を考える。

*変化のためだけの変化ならば何の意味もない。
 何かを変えたということを示すためだけに変革をしても、
 それは変革とはいわない。

*食事のときに、
 ご飯や肉を持って渡すのもパスのひとつだ。
 クロスやパス、ヘディング、
 すべては繰り返しだ。

*すべてが計算でき、
 数値に置き換えられるのであれば、
 サッカーは面白くもなんともない。

 他のことにも当てはまりそうな、普遍的なものを選んでみました。
 このほか、各選手に関する言葉などいろいろです。
 あらためてもっと「オシム語録」を読んでみたくなります。
 
 今、「GIANT KILLING」1~31巻を手近に置いて、ランダムに何度となく読み返してます。最近記憶力が後退しているので、何度読んでも楽しめる...。
 というか、中身が濃くていろんな視点から描かれてるから、読めば読むほど味わいが増す気がします。
 それに、さかのぼって読んでみると、何人もの人間の物語が同時に進行してるってことにあらためて感動しますね。
 本当の意味での群像劇、というか、主人公は達海猛であると共に、達海猛率いる「ETU」そのものなんですね。
 懐の大きな物語だと思います。

 32巻を首を長くして待ちながら、1人1人の物語にスポットを当てて紹介していきたいと思います。

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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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