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ハイキュー!!の最近のブログ記事

 ワンピの最新刊も出た!
 けど、きょうはまずこっちを。

 「ハイキュー!!」26巻「戦線」(古舘春一著、集英社)。

 いよいよ。
 春高バレー、開幕!!

 ......で、表紙絵は意表を衝いて潔子さん。
 なんだろう?
 なんだかわからないけどカッコいいよね、と思ってたらちゃんと主役の物語があった!
 そうか、彼女も3年生だから。
 この1月の春高バレーは、彼女にとっても最後の戦線...。
 
 どこかの子供のと入れ替わってしまった日向のシューズ袋。
 交換しに行く役を引き受けて走る、元陸上部ハードル選手の潔子さん。
 時刻は、今の烏野チームにとって初の全国の大舞台、春高バレー初戦開幕直前!
 
 ケータイのナビ画面を片手に、東京の街を走る潔子さん。
 脳裏を巡るのは、沢村にマネージャーとしての勧誘を受けた高1時から今までのこと。

「清水さんて部活決まった?
 よかったらバレー部のマネージャーやらない?」

 ちょっとかわいい1年生時の沢村に声をかけられる、髪を2つに分けて結んだ1年生時の潔子さん。窓の下で練習している陸上部員達を一瞬見やる。
(「中学の陸上部でハードルをやっていた時には人一倍転んで、足には今も傷跡が残っている」という過去が、1年生マネージャー仁花とのお風呂場での会話で明かされている)
 
    練習して 練習して 練習して
    積んで来たものは
    想像以上にあっけなく終わる
    その事実を私は
    自分で思っている以上に恐れていたのかもしれない
 
「...いいけど...」

 歓喜する同学年の沢村・菅原・東峰。

    自己流で色んなことを知った
    ルール 審判のハンドシグナル スコアのつけ方
    何かに打ち込んでいる時の心地良さ
    でもどこか他人事
    自分は最前線で戦っているわけではないという安堵   

 同学年の3人と共に試合を観戦し、説明を受ける潔子さん。
 戦う選手達にコールドスプレーを差し出す潔子さん。
 コート上のチームメートを、眼鏡越しに強いまなざしで見つめる潔子さん。

    でもチームメイトは  
    徐々に『他人』ではなくなった

    なんとなくで始めたマネージャーの仕事
    元々そのポジションには誰も居なかったワケだし
    私が居なくなっても『元通り』に戻るだけだと思っていた
    でも

    繋がなくてはならない

 体育館で練習に励むチームメイトを見守る。

    託さなければならない

「烏野高校男子バレー部
 部員&マネージャー募集」のポスターを作製する。
 そして仁花の登場。

 ...現在。
 無事に受け取った日向のシューズ袋を手に、東京の街を走って試合会場へ戻る潔子さん。
    
    練習して 練習して 練習して
    積み重ねて来たものは
    想像以上にあっけなく終わる

    それが どうした

 眼鏡越しの美しい瞳。
 強いまなざし。
 口元に浮かぶ、不敵な笑み。

 もう春高バレー会場、東京体育館の外に差し掛かっている。

    敗北を確信しているわけじゃない
    勝利を確信しているわけじゃない

    挑まずには いられない

 美しいフォームで、会場の歩道への柵を跳び越える。

 次の瞬間。
 その姿に重なる、中学校の陸上競技会場でハードルを跳び越える清水潔子選手。

    私はコートに立たないし
    ユニフォームを着るわけでもない

    でも 今

    ここが私の最前線

 会場に到達。
 時刻はまさに、公式ウォームアップが終了し、試合開始直前!

「仁花ちゃん!」

 投げられる日向のシューズ袋。
 しっかり受け止める、1年生マネージャー仁花。
 潔子、会心の笑み。
 無言で突き上げる拳。
 同じく拳を突き上げ応える3年生3人、沢村・菅原・東峰。

「...ハァアッ...!
 おれのシューズッ...!」
 今なら5メートルぐらい跳べます!」

 シューズを履き、キュッキュッと床を蹴って跳ぶ日向であった。

 Cコート第3試合。
 宮城県代表烏野高校vs神奈川県代表椿原学園。
 試合開始!!

 あの連続の見開き。
 わずか2カットにして、クールで無口な眼鏡美女・潔子さんがこれまでに黙々と刻んできた歴史と闘いを鮮やかに物語っている。
 会場の柵を跳び越えた見開きからページを繰って、中学時代の潔子さんがハードルを跳び越える見開きが出た瞬間、「はっ」と涙が出そうになったのでした。

 男所帯の中で女一人。
 高い事務処理能力、高い責任感。
 無駄口はきかず、チームメイトと馴れ合わず、しかし要所要所で力づけ、厳しくも温かい目をチームに注いできた。
 何巻だったか、頬を赤くしながらの小声の「がんばれ」の一言で2・3年生部員を号泣させた、あのシーンは忘れられない。

 ...それに、ここに至るまでもやっぱり一つ一つが凄かった!
 前巻の続き、鉄壁の伊達工との練習試合も。
 練習試合もやっぱりみんなギンギンで、本気度全開でチームのスキルアップに燃えるんだな~と(そりゃ春高バレー控えてるんだし当たり前なんだけど)、運動部に所属してたことがないので感心していたのでした。

 この8セットで、1日に1メートルも伸びるタケノコのように音を立てそうな勢いで成長した烏野チームが凄い。
 日向も。
 影山も。
 
 プレーの一つ一つの意味。
 その多彩さ、奥深さ、繊細さ。
 ダイヤのAもそうなんだけど、ルールが細部まで把握できてない私でもこんなに面白いんだから、あらかじめ把握できてたらほんっっとに面白く読めるんだろうなと思います。
 
 扉絵で伊達の鉄壁を崩す日向、かわいかった!
 ミニ妖怪みたいで。
 
 

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プロフィール

サト 日高新報記者。文化関係等の取材、編集整理、連載随筆や投稿原稿の編集を担当。空いた時間が少しでもあれば、本か漫画を読まずにはいられない。料理や洗濯をしながらも、可能な限り本を手離せない真性活字中毒。常に面白い本の情報を求めています。音楽や映画、歌舞伎など舞台芸術も大好きです。ひのえうま生まれの女。

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